「ベルギーは地味」というのは、住んでみての実感でもありますが、周りの国の人の共通認識にもなっちゃっていますな。

飲みの席のバカ話なんかで良く言われるのが、「有名なベルギー人の名前を５人挙げてみなよ」。で、誰でも知っているような名前は挙がらずに、「そらやっぱり地味」と決めつけられてしまうわけですな。悔しい。
別に私が悔しがることもないが、住人としては、やっぱりちょい悔しい。

私も最初聞かれたときは、「エルキュール・ポワロ」「ジョルジュ・シムノン」「アドルフ・サックス」の３人で止まってしまってアウト。しかもポワロは実在でないので、無効で、得点２点で落第。

ちなみにシムノンは、愛川欣也のドラマでおなじみ（古い？）メグレ警視ものの推理作家、サックスは楽器のサクソフォンの発明者。どちらも活躍したのはフランスですが、そこはよしなに。でも誰でも知っているかどうかはちょい微妙？

一宿一飯の恩義もあるので、酔っぱらっていても思い出しやすい有名なベルギー人５人を
考えてみましたよ。

ピーター・ブリューゲル（父）、ピーター・ブリューゲル（子）、ヤン・ブリューゲル（父）、ヤン・ブリューゲル（子）これで４人。どうだ。
なんか「歴代の行司の名前が言えますよ。初代木村庄之助２代木村庄之助３代・・・」と
やってるオヤジみたいですが。

これでもまだ４人。
あと一人は、ベルギー人ではないけれど、ブリュッセルはイクセル地区、日本料理店「三辰」の裏手あたりで生まれたオードリー・ヘプバーンでどうでしょう。いいよね。