ぴよえもんの生態記録

とりあえずやってみるなり。知命の齢も過ぎて、おそるおそるのブログ初体験。ネットのお作法も何も知りませんがよしなに。時折登場する妻、鬼平(♀)と二人でブリュッセルに生息中。

「犬神家の一族」を見る

映画の話題が続いて恐縮ですが・・・
昨日の「砂の器」から、島田陽子つながりで「犬神家の一族」を見る。
これも定期的に見てしまう我が家の名作。

犬神家の一族(1976)
犬神家の一族(1976)
2013-11-26
Movie

フランス語題は、「La hache, le koto et le chrysanthème」なんですと。「斧と琴と菊」。
「よき~こと~きくぅ」(大滝秀治風に)というわけですな。


基本的には1976年版を見ますが、今回は2006年リメイク版を。
(島田陽子出てないじゃん)

犬神家の一族(2006)
犬神家の一族(2006)
Movie


エンタテイメントの枠内ながら、何かと実験好きな市川昆ですが、生涯最大の実験は、この犬神家の一族のリメイクではないかと。


世にリメイク映画は数多あれど、これは、30年の期間をおいて、同じ主役(石坂浩二)で(ほぼ)同じシナリオ、ロケーションで撮るという試み。ほとんど意味不明。
「役者の老けっぷりを比べてみましょう」ってか?時の流れを映像化?


そういえば、フェリーニのインテルビスタのマストロヤンニとアニタ・エクバーグのダンスシーンがそんな感じで、見事にグロテスクでしたな。

インテルビスタ [DVD]
インテルビスタ [DVD]
東芝デジタルフロンティア
2001-06-22
DVD

話戻って新犬神家。石坂浩二も加藤武も大滝秀治も、あんまり違和感なし。実験不発?
映画としての味わいもほぼ同じかな。当たり前だ。同じ話だし。


今回感心したのは、深田恭子の宿の女中さん。オリジナルを完璧にコピー。女優の仕事としてどこまで意味があるのかわかりませんが、すごい。ブラビッシモ!


あと、あれだな、実験を貫徹する意味で、ヒロインもいっそのこと島田陽子再登板が良かったかも。当時53歳。没問題。


ここだけの話、鬼平(嫁さん)は、スケキヨの物まねがすごく上手いんですよ。
今度の誕生日にこれ↓買ってあげようかと思うんですが、喜んでくれるかなあ。

ラバーマスク M2 白ぬり
ラバーマスク M2 白ぬり
オガワスタジオ
おもちゃ