ぴよえもんの生態記録

とりあえずやってみるなり。知命の齢も過ぎて、おそるおそるのブログ初体験。ネットのお作法も何も知りませんがよしなに。時折登場する妻、鬼平(♀)と二人でブリュッセルに生息中。

ドイツでも、ピエロに注意ですってよ

デュッセルドルフ領事館からのお知らせ。
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 報道(10月24日付ライニッシェ・ポスト紙)によれば、州内では先週末だけで、ピエロの姿をした者による暴力犯罪が複数発生し、市民からも多数の警察への通報がなされている由です。
  ○ 金曜日の朝方、レバークーゼン市内のバス停において、被害男性がピエロ姿の男  性2名にナイフで襲撃された
 ○ 土曜日の夜、デュースブルク市内で、被害男性がピエロ姿の男性1名に金属バッ  トで襲撃された
 ○ 土曜日、アーヘン市内を自転車走行中の被害者が、茂みから飛び出してきたピエ  ロ姿の男性に棒で襲撃された
 ○ ミュンスター市内で、少年4名がバットを持ったピエロ姿の者に襲撃された
 ○ 土曜日の夜、ピエロ姿の者がいる旨の通報が、2度ケルン警察に寄せられた
 ○ ピエロ姿の者2名がショッピングセンターにいるとの通報が、ヴッパータール警  察に寄せられた
これらの暴力犯罪の多くは、深夜朝方の時間帯や人通りの少ない場所において発生する傾向があります。基本的な対策としては、
    ○ 深夜朝方時間帯や人通りの少ない場所を避ける
    ○ 複数で行動する
    ○ 周囲への警戒を怠らない
    ○ ピエロ姿を含む、無害そうな人物に対しても警戒を怠らない
 などが考えられます。
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対策の最後にある「ピエロ姿を含む、無害そうな人物」ってところがなんとなく笑えますが、笑いごとじゃありませんな。


ただ、ヴッパタールのショッピングセンターの2名はどうなんでしょう。
別になにもしていないし、普通の善良なピエロだったかも。
過剰な警戒がピエロ差別につながらないことを祈る。


さてこのピエロ騒動はもともと8月頃からアメリカで流行りだしたのが欧州に飛び火してきた模様。
スティーブンキングの「IT」の人とか、バットマンのジョーカーさんとか、実在のキラークラウン(ジョン・ゲイシー - Wikipedia)とか、もともとアメリカのピエロ姿の人にはおっかない人も多いですからな。


アーヘンまできたらもうベルギーへの飛び火は時間の問題か。困ったことです。
まあ、ピエロ姿とわかっていれば警戒もしやすいというのが救いですな。


でも反対側の隣国フランスにはこんな有名なピエロもいるぞ。

顔に青ペンキ塗って、「また見つかった」「何が」「永遠が」とかぶつぶつ言っている人にも警戒を怠らないことが重要ですよ。