ぴよえもんの生態記録

とりあえずやってみるなり。知命の齢も過ぎて、おそるおそるのブログ初体験。ネットのお作法も何も知りませんがよしなに。時折登場する妻、鬼平(♀)と二人でブリュッセルに生息中。

ブロンテ姉妹とブリュッセル

コンサートシーズン到来!
BOZARでござーる!


ホールの北の壁にこんな看板がありますよ。

シャーロットとエミリーが1842-43ここで勉強していたんですと。
フランス上級クラスに語学留学らしい。でシャーロットは妻ある校長に片思い。
で出した恋文が、いまは大英博物館にあるそうな。恥かし。


もう眠いのでコンサートのことは明日。

ダ・ヴィンチの「最後の晩餐」を見るならベルギーですよ

トンゲルロ修道院内のダ・ヴィンチ博物館にある「最後の晩餐」のコピー油絵。
http://www.tongerlo.org/da_vinci/davinci_home.htm#Since


ほぼ原寸大。コピーといっても、ミラノのオリジナル完成からほどなく描かれたらしいこの油絵は、500年近くを経てもはっきりくっきり。はげはげのぼろぼろになったテンペラ画の本家の修復の際に大いに参考にしたんですと。


確かにワイングラスの中のワインの量まではっきりわかります。ジーザスは、弟子たちに比べてあんまり酒がすすんでいない模様。


あと、オリジナルでは後に通路をぶち抜いたために失われてしまったジーザスの下半身部分もあり。意外に足がでかいです。


なにより本家のように「一回15分だかんね」などと時間を切られずまったり眺めていられるのが吉。


ブリュッセルから車で1時間ばかり。冬場は閉館なので今のうちに急げ!


ちなみにオリジナルはこんな感じ。↓


それはそれとしてトンゲルロといえば修道院ビールも忘れてはいけませんな。スーパーでも売っているとはいえ、なかなか充実している修道院の売店で本場ものをお土産にどうぞ。


何だか今回はちょっとベルギーの同胞に役立つお知らせブログになったかも。


障子を開ければお隣さん♪
回してください回覧板♪
おしーえられたり教えたり♪
とんとんトンゲルロッと隣組♪


いやちょっとこれは失敗。失礼。

トゥーツ・シールマンス逝去

いささか旧聞ですが、8月22日ワーテルロー近くのブレン・ラルーにて逝去。享年94の大往生。


ブリュッセル生まれで一番有名なジャズマン、というのも変で、世界で一番有名なジャズハーモニカ奏者というべきですな。


Wikipediaによると、2005年の「もっとも偉大なベルギー人」ランキングで、フランデレンで20位、ワロニアで44位だったんですと。なんか微妙。


とにかくハーモニカ奏者として最強。
村上春樹の小説のどこかに、「これスティービー・ワンダーでしょ」「どうしてわかるの?」「ボブ・ディランよりハーモニカがうまいから」といったようなセリフがあった記憶がぼんやりとありますが(書いていてほんとうかどうか不安になってきた。世界の春樹っぽくないし)、この爺さんは、その二人よりずっと上手。


何といってもセサミ・ストリートのテーマ曲で吹いているんですから、世界中で聞いたことのない人を探す方が難しいかも。


映画音楽少年だった私的な代表曲はやっぱり「真夜中のカーボーイ」の哀愁あふれるテーマですなあ。


元ジャズ青年だった私としては、迷わずジャコ・パストリアスのこれですね。今も聞きながら書いております。↓

ワード・オブ・マウス
ワード・オブ・マウス
ワーナーミュージック・ジャパン
2013-09-25
ミュージック


実演に接したのはもう20年くらい前のブルーノート東京。最前列で「真夜中のカーボーイ」も聞けて感激でした。ヨメなんか握手までしてもらっていましたよ。うらやましい。
トゥーツの手は柔らかくて温かかったらしいですよ。


お墓はラ・ウルプにあるそうです。今度お参りにいってみますかね。RIP。