「可哀想なマリーの礼拝堂」探訪
可哀想なマリーの礼拝堂「Chapelle de Marie La Misèrable」に行ってきました。
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ウォルウェー・ショッピングセンターのすぐそば。
なぜマリーさんが可哀想かというと、これが聞くも涙、語るも涙の物語なんですよ。
14世紀の昔、サン・ランベール村にマリーという敬虔な娘が暮らしておりました。
そのマリーに、金持ちのぼんぼんが横恋慕。でもあえなく振られてしまいます。性根の悪いぼんぼんは、逆恨み。家から宝物を持ち出してマリーの荷物の中にこっそり隠して、マリーが盗んだと訴える。酷い奴もあったもんです。身に覚えのないマリーは、哀れ弁明むなしく有罪に。なんとまあ生埋めの死刑になってしまいましたとさ。
その後、冤罪と分かり、処刑の地にこの礼拝堂が建立されたという次第。
よかったね。(よくねえよ)
祭壇の左右6枚の絵がマリーさん受難の顛末を描いているんですが、良く見えませんでした。今後オペラグラスでも持って来よう。
入り口のところに、なぞの物体あり。1374(年?)と彫ってあるんですが、
処刑具かなんかじゃないでしょうねえ。なんか怖いよ。
以前ここに書いた本「ブリュッセルの秘密」に載っておりました。
ブリュッセル暮らしが退屈だとお嘆きの諸兄姉に強くおすすめ。
ブリュッセルの隠れた名所案内本 - ぴよえもんの生態記録